各惑星の生物を集めた保護区であり、恐竜も生息するデメテル星。管理官のコンラッドは、流れ星のようなものを見ると、森林の中にデスキュラがすでに基地を建造しているのを発見し、惑星外へ緊急通信を出す。
マリアンはその通信をビスマルクで受信するが、デスキュラの妨害電波によってすぐに途絶えてしまう。セレス星に帰還次第、女の子とデートする約束だったビルを諦めさせ、進児たちはデメテル星へ向かった。
コンラッドの家では、息子のジミーが母メアリーの元で食事をしていると、窓から親友である恐竜のパゴが現れ、彼らは外へ遊びに行った。一方、デスキュラで科学者でもあるドクター・モローは、コンラッド一家の抹殺と、恐竜の生け捕りを部下に命じる。ジミーはパゴとの散歩中にデスキュラを発見し、両親に知らせようとするが、その我が家では、帰宅したコンラッドとメアリーが襲撃に遭い、焼き出されてしまった。ジミーは車で逃げ延びた両親と森で再会するが、またもデスキュラが現れ、目の前で車を爆破されてしまう。
それでも、捕らえられた恐竜を追うべく、ジミーはパゴと一芝居を打ち、デスキュラ基地に潜入する。彼が目にしたものは、恐竜たちが惑星侵略用のサイボーグに改造されている現場だった。さらにメローは恐竜にネオトロン爆弾まで仕掛ける恐ろしい計画を立てていた。ジミーはメローに発見されてしまい、ダストシューターから脱出する。その出口はゴミ捨て場にされてしまった、彼の秘密の遊び場である洞窟だった。
洞窟を抜け出したジミーはまたもデスキュラに見つかってしまうが、そこへ間一髪ビルに救出され、「両親が殺されてしまった」と打ち明ける。しばらくして、パゴと再会したジミーはビスマルクで事情を説明し、皆で協力して恐竜たちを助け出すことになった。
進児とリチャードは洞窟から基地に潜入、ビルは外で陽動し、その隙に恐竜たちを脱出させた。作戦に気づいたメローは巨大マシンを出すが、ジミーとパゴに率いられた恐竜たちに逆に襲われる。部下がビーム砲で援護しようとするが、メローはネオトロン爆弾を仕掛けた恐竜がいることに気づき、命令も間に合わず、恐竜と共にメローは爆発に巻き込まれる。恐竜たちがデメテル星のために犠牲になったことに、進児は心を痛めた。
その後、ジミーは死んだと思っていた両親と無事再会し、ビスマルク・チームと別れを告げる。そして、両親からジミーへの10歳の誕生日プレゼントを届けに来た定期船が、デメテルに無事到着する…。
脚本 | 伊東恒久 |
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絵コンテ | 鴫野 彰 |
演出 | 鴫野 彰 |
作画監督 | 池上裕之 |
進児 | 塩屋 翼 |
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ビル | 井上和彦 |
リチャード | 島田 敏 |
マリアン | 神代智恵 |
ジミー | 坂本千夏 |
コンラッド | 田中秀幸 |
モロー | 鳳 芳野 |
ビスマルクが変形しない回の一つ。ジミーのビルへの『おじさん』攻勢が笑える。
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