ヒューザー総統 Fuhrer Fühser

Profile

暗黒星メテウスにて15年間太陽系征服の機を待っていたデスキュラの総統。

15年前の地球人側との土星決戦の際、自らの体を傷つけた地球人に対する憎しみは根深く、太陽系征服は居住地の確保だけでなく、地球人抹殺のためでもあることは5話で語っている。その際、マントの下からは明らかに機械化された彼の体が覘いていたが…。

しかし肝心のガニメデ征服に関しては、部下には恵まれず、9話と26話でガニメデへ大艦隊を出したが、ガニメデ遊撃隊長・ザトラーの失敗によって基地を破壊されたために頓挫してしまう。

シリーズ前半では、ガニメデでの部下たちの失敗が目立つばかりであまり表に出ることはなかったが…。

『総統』はドイツ語で Führer （フューラー） 。20世紀の悪名高い独裁者の称号でもあり、『未来警察ウラシマン』に登場する、犯罪組織ネクライムの総統の名前でもある。またこの語は英語化の際、ウムラウトが外され Fuhrer となっている。

そのためヒューザーは以上の語を生かそうと、ドイツ語綴りにしたら…実在する苗字と重なってしまった。

注・ドイツ語では母音がつく S は濁音になる。また、ウムラウトの代替表記に e を後ろにつける場合もある。（そのためファイル名では fuehser に）

ヴァイパー・ゾーン（異次元）の支配者で、退屈しのぎのために、ニューフロンティア（人類の移住惑星群）への襲撃を命令する。

海外版挿入話 "Stampede" では野獣を捕らえさせ、ヴァイパー・ゾーンで人間を食わせる見世物にしようとしたが、結局失敗する。その際セイバーと剣で一騎打ち。それもあってか、海外ではスターウォーズのダースベーダーと比較されたりもする。